令和5年11月8日(水)が二十四節気の「立冬(りっとう)」でした。霜降から立冬までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における、筆者の実感に基づく感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/△=晴のち曇り。△|✕=曇り時々雨。△:✕=曇り一時雨。
 10月25〇/✕激雷雨2627|△/28|、29|30|、31|、11月1234|、5|△、6△/✕夜激雨△/〇 
 秋らしい好天がつづいていますが、1週間か10日間くらいの間隔で雨が降り、しかもしっかりとした雨が降りますので、畑が完全に乾燥するには至りません。綿の収穫量は減っていますが、好天が続いた後の雨予報の直前には綿摘みをするようにしています。
 和綿、洋綿ともに、いまだに花をつけ続けています。花の大きさは明らかに小ぶりになってきてはいますが。
 洋綿アプランドは、特に14号畑できれいなコットンボールをたくさん収穫することができています。5月末に播種した種から栽培した株が多い畑です。播種期のちがいが、収穫期の違いに如実に反映されているのかもしれません。あるいは、14号畑は今季初めて綿の栽培を行った畑ですので、土壌環境が好影響をもたらしているとも考えられます。
 また、
和綿も少しですがまだ収穫することが出来ています。
 ところで、今季初めて気づいたことですが、弾ける前の緑のボールや、弾けて収穫したコットンボールをハウス内で保管しておきますと、常にも増して繊維の塊が大きく膨らんできます。全体としてのボリュームが目に見えてアップします。これは、繊維がより膨張してくるためでしょうか。緑のボールがハウス内でよく弾ける例はこれまでも経験していますが、弾けた後のボールが、ハウス内で明らかにボリュームアップする事例はこれまでに意識したことがなく驚いています。
 なお、試験農場の7号畑で栽培しているアプランド&スーピマ交雑種は、枝に付く緑のボール(蒴果)は多いにもかかわらず、ほとんど収穫することができていません。弾けたとしても、摘み取るまでには至りません。そこで、先日、この株から緑のボールばかりがたくさん付いた枝を切り取り、葉っぱを落としてハウス内で経過観察することにしました。これからの変化を楽しみに見守りたいと思います。
  写真の最後の3枚は、ハウス内でボリュームアップしたコットンボールです。
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