今日は令和2年6月22日(月)。昨日21日が二十四節気の「夏至(げし)」でした。芒種から夏至までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における、筆者の実感に基づく感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/△=晴のち曇り。△|✕=曇り時々雨。△:✕=曇り一時雨
 6月6△、7〇、8〇、9〇、10△/✕、11、12|、13、14|、15〇、16〇、17〇、18✕、19/20△、21△/
 今年は6月10日に近畿地方の梅雨入りが発表されました。梅雨入り後はしっかりと雨が降り、しばらく晴天がつづいてまた雨が降りと、農事に携わる者にとってはありがたい天候がつづいています。
 綿は順調に生長しています。この半月間で、平均すると30㎝ちかく伸びたのではないかと思います。もちろん、一様ではありませんので、株によってはそれほど伸びていないものもあれば、それ以上に生長しているものもあります。また、畑によっても、若干の違いがあるようです。
 6月9日から支柱を立てはじめ、順次誘引に取り組みはじめましたが、1号、5号、6号、7号、8号のすべての綿木に支柱を立て、誘引が完了したのは20日でした。誘引は、8の字誘引を行います。この間、18日の強風雨で倒れた綿木がいくつもありました。
 ただ、綿は向光性を有しているため、倒れた状態からすぐにまた上を向いて生長しようとします。したがって、倒れた綿木はできるだけ早く起こすようにします。
 また、早くも苞(ほう)、すなわち蕾がつきはじめました。摘芯する時期も近づいてきました。摘芯の時期は50~60㎝が目安と言われたり、諸説あるようです。ちなみに、『日本棉花栽培法』(幡原隆治著、丸山舎、昭和9年・1934年発行)によれば、「結果枝七階にて摘芯せるもの最も収量多く六階にて摘芯せるもの之に亜げり」(109頁)とあります。つまり下から6、7段目で摘芯するのが適当とのことです。これがだいたい50~60㎝に相当するということでしょうか。そして、摘芯する際は、7段目の直上でカットするのではなく、8段目の下ぎりぎりとのところでカットする方が良い、とのことです。ご参考になれば幸いです。
 次の写真は、1号畑の和綿です。 

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次の写真は、1号畑の洋綿です。

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次の写真は、倒れた綿木が上を向いて生長をはじめているところです。

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次の写真は、8の字誘引の要領です。

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次の写真は、苞です。

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8号畑で、紅花が咲き始めました。

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写真の枚数が多くなりますが、以下に7号畑の綿木の様子を紹介します。
7号畑では実験的に、同じ和綿(アジア綿)でも、産地の異なる綿を複数種栽培しています。

1は、木綿庵の綿・赤木(採種地:奈良県天理市。2019年産)

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2は、木綿庵の綿・青木(採種地:奈良県天理市。2019年産)

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3は、河内綿系(採種地:大阪府八尾市千塚。2018年産)

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4は、河内綿系(採種地:大阪府八尾市神立。2019年産)

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5は、河内綿系(採種地:大阪府東大阪市石切。2019年産)

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6は、伯州綿系(採種地:鳥取県境港市。2019年産

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7は、伯州綿系(採種地:静岡県伊東市。2019年産

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8は、真岡綿系(採種地:栃木県真岡市。2019年産

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