今日は平成27年2月8日(日)。午前中は本降りの雨でしたが、午後から回復。気になっていた4号畑の溝掘りの延伸工事にようやく取りかかることができました。
 それにしても、よく雨が降ります。
 例年は、12月後半から1月末頃までは雨が降らず、土がしっかり乾燥してくれるものなのですが、今冬はほぼ1週間単位で定期的に雨が降っているような印象を受けます。天理のあたりでは、このような状況下での土の状態を「しるい」と言います。おそらく、「汁っぽい」という意味かと思われますが、村の方々も、「しるい田畑」に少々戸惑っておられるようです。
 4号畑では、前回はユンボを使って溝を掘ってもらいましたが、その溝の水をぬくための延伸工事を行いました。今回は鋤と鍬を使っての手作業です。農事にかかわるようになって、感激した農具の一つに「鋤(すき)」があります。非常に単純な構造をした農具ですが、その威力たるや絶大なものがあります。他の農具で代替することのできない特殊能力を有しています。どのような能力かというと、田畑の土を、ケーキカットするように切り分けることができるのです。切り分けた土は、鍬を使って取り出します。これで簡単に、しかもきれいに溝を掘ることができます。作業そのものは重労働ですが、鋤の切れ味が良いと、ほんとに気持ちよく作業ができます。初めて鋤を使ったときの感動を、今もはっきりと覚えています。
  添付の写真は、溝掘り作業にとりかかりはじめた時の様子と、延伸工事完了時の様子です。加えて、2号畑の様子も紹介させていただきます。
  前回に書き残した、泥に埋まったトラクターのその後については、またあらためて報告させていただくことにいたします。
イメージ 1
イメージ 2












イメージ 3イメージ 4












イメージ 5イメージ 6