今日は平成25年6月7日(金)。2日前の6月5日は二十四節気の一つ「芒種(ぼうしゅ)」でした。芒(のぎ)のある穀物の種を蒔く頃ということで、ちょうど田植えの時期になります。木綿庵の周辺の田んぼでも、6月5日に今シーズン最初の田植えが行われました。村では9日(日)に池水が抜かれるとのことで、それぞれの田んぼが一斉に水を引き入れ、本格的な田植えシーズンを迎えます。1号畑の周辺では、さっそく蛍が飛び始めました。
 さて、1号畑の綿エリアでは、順調に苗が成長しており、6月2日にはすべての苗に支柱を立てました。なお、ネキリムシの被害を受けたと思われる苗が一つあり、予備用として育てていたポット苗を受け付けました。
 ところで、一昨年の秋に収穫した綿を、現在、糸に紡いでいますが、その手紡ぎの糸を先日初めて精練しました。まず、糸車で紡いだ糸を、綛上げ機(かせあげき)を使って綛(かせ)にします。1綛を約25グラムほどにして7綛つくりました。それを大鍋で約40分煮沸。これが精練です。通常は薬品を加えるそうですが、加えなくても良いと聞きましたので、今回は薬品は用いていません。ときどき撹拌しながら沸騰状態を保ちます。その後、水でよく洗い、屋外で乾燥させます。綛の下にペットボトルをくくりつけ、糸がしっかりと伸びるように工夫しました。
 ここから、「染め」、そして「織り」の工程へと進むのですが、今の私には「精練」までが精一杯です。ここから先は県内在住の知人に「染め」「織り」をお願いすることにして、先日(6月2日)、精練済みの糸を届けてきました。
 なお、私はまだ横糸しか紡ぐことができません。その知人には縦糸を紡いでもらい、藍色に染めてもらうように依頼しました。すでに織りの作業にとりかかったとの連絡を昨日(6日)いただきました。まもなく、木綿庵の畑で収穫した綿を手紡ぎした糸で織られた、木綿布の第1号が届く予定です。
 添付の写真は、和綿の苗の様子、綛上げ機と手紡ぎ糸、精練の様子、干し作業の様子、染め上がった縦糸(
藍色)と精練済みの横糸(白色)、そして知人の「機織り」(はたおり)です。
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