令和5年9月23日(土)が二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」でした。白露から秋分までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/✕=晴のち雨。〇|✕=晴時々雨、△:✕=曇り一時雨。
 9月8|9|10|〇:✕激雨11|12△/13|、14|、15|、16|、17|、18|、19|20|、21|/✕激雷雨、22/✕激雨、23|。 

 その後も変わらず猛暑がつづく中にあって、綿は収穫盛期を迎えて嬉しい反面、突然に降り出す夕方の激雨に綿の収穫がままならず、摘みきれない綿が雨に打たれていきます。雨に濡れると白い繊維が綿殼の茶色を帯びてしまいます。また固まった繊維は収穫には不向きとなり畑に残ったままになってしまいます。
 とにかく、天気の良い日は、毎日夕方に少しでも綿を摘むこと、これが大切な日課となります。

 今季は元肥を入れず、追肥も魚粉末と菜種油粕だけとし、化成肥料を用いませんでした、試みとしては「成功」ではなかったかと、今のところは感じています。

 元肥を入れずに肥料を控えめにしたことで、綿木の生長は全体として小ぶりになりましたが、収穫量としては満足のいくレベルになっています。

 とくに洋綿(アプランド)については、例年以上に実付きが良いように感じています。
天候が幸していることもあろうかと思いますが、ここ数年で最高の出来映えではないでしょうか。農薬も、播種時以外には一切使用していませんが、コットンボールが受けた虫害については例年以下かもしれません。

 当初イメージしたのは、和綿(アジア綿)では、50㎝で摘心、綿木の背丈を腰の高さ程度に抑え、枝葉を繁らせすぎないこと、にありました。

 栽培畑や畝によっては前作の残効もあってか、枝葉が繁り具合には程度差があるものの、今後につながる成果であると感じています。

 また、実験的に一部エリアでは化成肥料を用いて比較を試みました。化成肥料を用いた綿木は、9月末になってもさかんに花をつけるものの、実を結びません。というより、実はなるのですが、うまく弾けません。

 また、実験的に一部エリアでは追肥の際に黒マルチをはずし、そのまま外した状態にしておきました。結果的に、土が乾燥しすぎて枯れる綿木が出てきました。マルチは草抑えのためだけではなく、乾燥防止の役割を担っていることを初めて知った次第です。

 なお、試験農場(7号畑)で栽培しているスーピマ&アプランド交雑種は、きれいなコットンボールを収穫することができないでいます。花はよく咲き、蒴(緑のボール)もたくさんついてはいますが、きれいに弾けないのです。原因は不明です。
 ちなみに、この交雑種の葉はスーピマ綿の形をしていながら、花はアプランド、緑の蒴もアプランドと同じという特徴を有しています。

 以下の写真は、1号畑の洋綿(アプランド)、和綿。5号畑の洋綿(アプランド)、6号畑の和綿(赤木)、7号畑全景、14号畑の洋綿(スーピマ&アプランド交雑種、アプランド)と、7号畑のスーピマ&アプランド交雑種です。
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