H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2022年07月

 令和4年7月23日(土)が二十四節気の「大暑」でした。小暑から大暑までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/✕=晴のち雨。〇|✕=晴時々雨、△:✕=曇り一時雨。 7月8〇|△、9✕|△、10✕|△、11△|〇、12激✕/△、13△|〇、14△|✕、15△|✕、16△|✕、17△|〇、18△|〇、19△|✕、20|〇、21|〇、22✕/△|〇、23|〇。  
 
6月28日に近畿地方の梅雨明けが発表されましたが、7月に入ってからほんとうによく雨が降るようになりました。まさに梅雨最中のようなお天気が続いています。いずれ気象庁から梅雨明け訂正の発表があるやもしれません。おかげで水不足の心配は今のところ無いものの、逆に畑の土がぬかるみ状態で、今後の植え付け計画に戸惑っています。
 
 この期間に、和綿に続いて、洋綿も咲き始めました。7月11日に赤い花を見つけました。開花翌日の花と考えられますので、今年の洋綿の初開花は7月10日であったと考えられます。

 つきましては、2022年の木綿庵の公式記録として、綿の開花は和綿7月3日、洋綿7月10日とさせていただきます。和綿は播種後61日目、洋綿は68日目の開花となります。

 昨年2021年の木綿庵の公式記録では、綿の開花は和綿7月10日、洋綿7月16日となっており、和綿は播種後69日目、洋綿は75日目の開花でしたので、今年は昨年にくらべていずれも約1週間早い開花となりました。
 
 綿木の背丈は洋綿の平均110㎝、もっとも高い株で130㎝。和綿は70㎝で摘芯したものの、側枝がすでに110㎝ほどに達しています。また、摘芯をしなかった和綿のうち、もっとも背丈の高い木ですでに178㎝になっています。

 牛乳パックで栽培している綿木も、開花を始めました。

 ところで、今年は1号畑の洋綿の畝で交雑が確認されました。順調に生長している37株中、10株がアプランド綿とは明らかに異なることがわかりました。昨年、1号畑で超長繊維綿(品種確認中)をアプランド綿と同じ畝で栽培したことから、交雑が生じたものと考えられます。

 なお、1号畑の洋綿において、ハマキムシ被害が広がりをみせ、7月18日に2回目の農薬散布を行いました。スミチオン乳剤1,000倍希釈液と、虫ラップ500倍希釈液です。ちなみに虫ラップは有機栽培でも使用が認められている薬剤です。

 以下の写真は、1号畑の洋綿のアプランドと超長繊維綿、摘芯した和綿と摘芯していない和綿の木、牛乳パックの綿木、7号畑のブータン綿の花です。
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 令和4年7月7日(木)が二十四節気の「小暑」でした。夏至から小暑までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/✕=晴のち雨。〇|✕=晴時々雨、△:✕=曇り一時雨。
 6月22/|、23|△、24|△、25△:✕、26△:✕/、27|△、28、29〇、307月1〇、2〇/△:✕、3|、4|△、5✕/6|7|△。    
 6月28日に近畿地方の梅雨明けが発表されました。今年の梅雨は2週間。ほとんど梅雨らしい雨が降らないままに梅雨が明けてしまい、水不足が心配されましたが、その後すぐに台風が発生し、不安定なお天気がつづくとともに、まとまった降雨もあり、農産物にとっては恵みの雨となりました。
 綿は順調に生長しています。背丈は70㎝を超えはじめ、7月3日に1号畑の和綿については70㎝を目安に摘芯を行いました。ただし、生長の度合いを観察するため、一部は摘芯をしていません。また、洋綿は毎年、摘芯をしていません。
 ところで、摘芯作業中の7月3日に、和綿の赤木種、青木種の双方で一つずつ、開花を確認しました。一番花です。昨年の一番花の確認は7月10日でしたので、昨年より1週間早い、ということになりますが、確認のタイミングもあり、ほぼ例年通りの生長であるように思います。
 その後、7号畑の和綿でも開花を確認しました。いよいよこれから開花シーズンをむかえます。  
 以下の写真は1号畑の様子です。赤木種、青木種の様子、苞(つぼみ)の様子、洋綿の様子、牛乳パック栽培の様子、虫害の様子、紅花(紅花:紅花染めに用いる)の花摘みの様子です。なお、写真中の赤い糸のラインが70㎝で、摘芯の基準です。
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