H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2022年03月

 令和4年3月21日(月)が二十四節気の「春分(しゅんぶん)」でした。啓蟄から春分までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における、筆者の実感に基づく感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/△=晴のち曇り。△|✕=曇り時々雨。△:✕=曇り一時雨。☆=雪
  3月6△|78、9〇|△10111213〇|△、14✕/△|15△|16〇|△17〇|△1819△|✕、20△|✕、21△| 
 しばらく安定したお天気がつづいていましたが、18日にまとまった雨が降りました。3月18日の降雨量は今年に入って最多で、いかにも雨らしい雨となりました。19日、20日もひきつづき弱い雨が降りました。ただ、畑に掘った溝の効果は大きく、土が乾燥しきっていたこともあるとはいえ、畑に水が浮き続けることはありませんでした。  
 週間予報では、二日後にまたまとまった雨が降るとのこと。これからの春雨に備えて、少し早いですが、綿畝の土作りを順次はじめていくことにしました。   
 21日には、1号畑と7号畑で、綿畝に苦土石灰、鶏糞、牛糞堆肥をすきこみました。  
 昨年は全体的に元肥の量を少なめにしました。今年はほぼ例年通りの感覚で行い、施肥量をできるだけ正確に記録することにしました。
 まず、7号畑でのすき込みの様子です。
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   7号畑は、綿畝(畝幅1m、畝長32m)✕2本です。1畝に付、粒状苦土石灰約1.7㎏、鶏糞2.5㎏、完熟牛糞堆肥約2㎏です。  
 これを㎡換算すると、1㎡あたり、苦土石灰53g、鶏糞78g、牛糞堆肥63gとなります。
 ただし、これがけっして当地にとって「適切な施肥量」というわけではありません。あくまで参考データです。結果は今年の収穫量に表れてくることかと思います。 
 石灰や元肥の量は、その耕地が持っている地力、あるいは残効肥料との関係で変わってきます。今年もあれこれと模索しながら、楽しみながら進めていきたいと思います。  
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  これは、モグラの仕業です。ところどころに地下通路をつくっています。モグラ退治の方法として、風船ガムを通路に入れる、打ち上げ花火を通路に打ち込む、ということを教わったことがあります。打ち上げ花火の、破裂したあとのあの「キーン」という周波数をモグラが嫌うそうです。効果のほどはわかりませんが、通路を見つけたときには、時々打ち込むようにしています。そのために、打ち上げ花火は常備しています。
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 次の写真は、すき込みの終わった1号畑です。
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 令和4年3月5日(土)が二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」でした。雨水から啓蟄までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における、筆者の実感に基づく感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/△=晴のち曇り。△|✕=曇り時々雨。△:✕=曇り一時雨。☆=雪
 2月20|〇、21|〇、22|〇、2324|〇25|2627283月1△/✕、2|✕3|✕4|、5|
 3月1日から2日にかけて少しまとまった雨が降りましたが、今回も畑の乾燥が著しく、土に水が浮くことはほとんどありませんでした。今冬に整備した溝も大きく貢献してくれていることは間違いありません。
 綿の栽培の準備としては、この半月はほとんど特別な作業はなく、今のところは土を休めている状態です。  
 コットンブランチ等を保管したり、育苗をおこなうためのビニールハウスの内装、整備は、ほぼ終了しました。今後はハウスを実際に活用しながら、作業効率を高める工夫をしていきたいと思います。  
 今回のビニールハウス建設にあたって、資材一式を提供してくださった同じ町内のイチゴ作りの名人Yさん、適宜的確なアドバイスをくださった同じくOさんはじめ、お手伝いくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
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 なお、当方で栽培している綿の品質に関する情報は、下記の『うひはたぶみ』をご参照ください。『うひはたぶみ』のPDF版およびバックナンバーは、H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)の公式HPのトップページにあるリンクボタン『月刊機関誌うひはたぶみ』からご覧いただくことができます。
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