H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2020年02月

 今日は令和2年2月19日(水)、二十四節気の「雨水(うすい)」です。雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める時期とされますが、ここ数日は厳しい寒波で冷え込み、天理でも雪のような、みぞれのようなものが少し舞いました。 
 さて、畑作業としては2月から3月にかけて降る雨に備えて、7号畑で溝を掘りました。「水は低きに流れる」「水は押して流れる」と言われるとおり、わずかな傾斜でも低い方に必ず流れます。緩やかな傾斜でも、水が水を押して流れてくれます。畑の水を管理し、ぬかるんだ状態を避ける上では、溝の効果は抜群です。
 溝を掘る労力は半端ではありませんが、これからの土作り、畝づくりに向けて、畑の水管理をおろそかにすることはできません。先人の苦労が偲ばれます。

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 今日は令和2年2月4日(火)、立春です。今日から新たに2020年の綿の栽培記録をはじめます。まずは、4月下旬からの種蒔きに備えて、これから本格的にはじまる土作り、畝づくりの段取りの報告から。
 当地方では、「寒(かん)のうちに土を起こせ」と言われます。土中に酸素を送りこむ一方、凍結と融解を繰り返す中で、土が自然にほぐされるのを促すためです。

 作業は新年1月2日から開始。6号畑では収穫時の作業効率を考え、畝の位置を少しずらしました。7号畑では同様の理由から畝数を3筋から2筋に減らしました。1号畑、5号畑も、2度にわたって土を起こしました。

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CIMG25936号畑

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CIMG25642号畑より

《綿の収穫量の記録 2019年産》 実綿収穫総量=31,978g
  昨年(2019年、平成31年、令和元年)産の綿の総収穫(実綿)量は下記の通りです。なお、昨年は1号畑のほかに5号畑、6号畑、7号畑でも栽培に取り組みました。1号畑では和綿の白、洋綿の白。5号畑も和綿の白、洋綿の白。6号畑は和綿の茶、洋綿の茶。7号畑は洋綿の緑です。
 ◇和綿:白(120株)実綿 6,308g+コットンボール約250個(実綿換算725g)    =実綿 7,033g
 ◇和綿:茶(110株) 実綿12,236g+コットンボール約100個(実綿換算350g)    =実綿12,586g
 ◇洋綿:白( 50株) 実綿 3,880g+コットンボール約1,080個(実綿換算5,616g)=実綿 9,496g
 ◇洋綿:茶( 40株) 実綿 1,933g+コットンボール 約100個(実綿換算 440g) =実綿 2,373g
 ◇洋綿:緑(112株) 実綿   490g(諸種の事情により試験的収穫にとどめる)  =実綿   490g
 ※コットンボールの個数は、コットンボールの状態で保管もしくは販売済の数を示しています。コットンボール1ヶあたりの実綿の量は個体によって異なります。今回の換算率は下記の通りです。
和綿の白のコットンボール5ヶあたりの実綿重量=14.5g。同茶綿5ヶ=17.5g。洋綿白5ヶ=26.0g。(同茶綿5ヶ=22.0g)

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