今日は平成31年2月11日(月)。今日からあらたに2019年(平成31年)版の、綿の栽培記録を開始します。
まずは土作りからです。
 木綿庵の畑がある天理市乙木町の方々は、「寒(かん)のうちに土を起こす」ようにと言われます。「寒(かん)」とは小寒(1月7日頃)から大寒を経て、立春(2月4日)にいたるまでの期間を指します。この時期に土を起こすことで、土中に酸素を送ることができ、厳しい冷え込みによる凍結の繰り返しで、土が軟らかくなる効果が期待できるようです。また、ちょうどこの時期は降雨も少なく土が乾燥しているために耕耘作業がしやすいのです。立春を迎える頃から周期的に雨が降るようになるのは例年のことです。
 木綿庵では、なんとか1月中に1号畑、2号畑、2号畑西隣遊休地、2号畑東隣遊休地、3号畑、4号畑の土を起こすことができました。また、1号畑では、小川から掘り上げた土砂(川砂)をふるいにかけて、綿畝にすき込む準備に入りました。土壌に砂質を加え、環境を整えるためです。
 今後は3月に苦土石灰を、4月に鶏糞を鋤込み、4月末から5月初にかけての種蒔きに備えます。
 添付の写真は1号畑の綿畝の全景と、1号畑の前を流れる小川の土砂上げの様子、川砂を置いた綿畝の様子です。
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