H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2018年05月

   今日は平成30年5月31日(木)。5月27日以降4日間をかけて、1号畑の和綿、洋綿。2号畑の和綿の茶綿。2号西隣地畑の和綿の間引きと施肥を行いました。
 施肥は、苗から5㎝ほど離した所に直径1.5㎝ほどの穴を開け、そこに有機化成肥料を施して土をかぶせる、「棒肥(ぼうごえ)」という方法で行いました。これは『綿圃要務』に記されている「…棒肥とて二葉に生え揃ひたる時、棒をもて五寸程づつ間を置き、綿の根に寄せ、深さ一二寸程に穴をつきあけて行き、其のあとより油粕の粉(又は干鰯)にしたるをつまみ入るべし」という記述にならったものです。今回はさらに、苗のまわりに藁灰をまいておきました。灰は虫除けの効果もあるとのことです。
 本日5月31日早朝の時点で、和綿の標準木は10㎝、洋綿の標準木は8㎝でした。
  添付の写真は和綿の間引き前、間引き&施肥後。畝の様子。洋綿の間引き前、間引き&施肥後の様子です。
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 今日は平成30年5月15日(火)。以下に、5月3日に蒔いた綿種の発芽状況を報告させていただきます。
 なお、この場合の「発芽」とは、双葉が土の表面から離れた状態、もしくは綿種の殻が土の表面から離れた状態を指しています。
 発芽数は、植え穴1つに対して3点蒔き(綿種3つを蒔く)をしていますが、そのうちの1つでも発芽していれば、「発芽」とカウントしています。
 早いものでは、3日後の、5月6日に発芽していました。
 1号畑の和綿の植え穴は100穴、洋綿は40穴です。発芽数は以下のとおり。
 5月10日(木)  和綿74穴,洋綿2穴
 5月12日(土)  和綿79穴,洋綿11穴
 5月15日(火)  和綿90穴、洋綿30穴
 今年は、2号畑に和綿の茶綿を、2号畑の西隣の借地に和綿の白綿をまきました。
 5月5日(土) 和の茶綿播種16穴   5月15日(火)発芽16穴
 5月6日(日) 和の白綿播種81穴   5月15日(火)発芽74穴
 また、草木染め用に2号畑と2号畑西隣地で、藍(タデアイ)と紅花を栽培しています。
 以下の写真は、和綿と洋綿の発芽の様子、藍と紅花の様子、2号畑西隣地の様子です。
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  平成30年5月3日(木)、木綿庵1号畑にて、例年通り公開イベントとして「綿の種まき&草木染め体験」を実施しました。参加者は17名。
 お天気は心配された雨もあがり、晴れ時々曇りで、絶好のイベント日和となりました。
 午前11時よりまず、綿の種まき要領について説明。その後、みなさんにお手伝いいただき、無事に今年の種まきが完了。1号畑では、今年は和綿100穴、洋綿40穴としました。
 ひきつづき、草木染め体験に入り、要領を説明したのち、みなさんそれぞれに体験していただきました。今回用意した染材は、福木(フクキ)、枇杷(ビワ)、花梨(カリン)の生葉と、藍の乾燥葉の4種。木綿のハンカチは、豆乳を用いて前処理したものと、田中直染料店の濃染処理剤KLCを用いたものを用意。後媒染には椿灰(アルミ)と藁灰(アルカリ)の上澄み液を用いて比較を試みました。
 ご参加くださいましたみなさん、ほんとうにありがとうございました。
 
 いよいよ綿の栽培シーズンを迎え、これから順次栽培記録をアップしていく予定です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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