H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2015年01月

 今日は平成27年1月26日(月)。H.A.M.A. 木綿庵が活動を開始して丸7年目の記念日を迎えました。この間、すこしずつ綿の育て方を学び、機織りにいたるまでの準備を進めてきました。おかげさまで、多くの方々とのご縁をいただいて、木綿庵の活動も着実に前に進めていくことができるようになってきました。ほんとうにありがとうございました。これからも初心を忘れずに、晴れの日も、雨の日も、前を向いて、歩いていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、一昨日の24日(土)に3号畑と4号畑にユンボを入れて溝を掘りました。ユンボ作業は知り合いの方にお願いをしました。ありがたいことに畑作業のお手伝いを申し出てきてくださった方がおられ、その方々とご一緒に今年は3号、4号畑も本格的に作付けをしていきたいと思っています。
 農事にかかわるようになって気づいたこと、学んだことはいっぱいありますが(現在進行形で学習中でもありますが)、その一つが水管理の大切さです。それまでは思いもよりませんでしたが、昔からある田んぼや畑は、基本的に水の管理ができるように完璧に工夫がなされています。上から流れてくる水が、どのような経路で自分の田んぼや畑に入り、雨が降ったときの水がどのようにして抜けていくか、経験的に計算された循環路ができあがっているということです。それはすべての田畑に対してであって、見事というしかありません。
 ところが、しばらく手入れをせずに耕作を放棄してしまうと、田畑の状態が微妙に変化し、その循環路がうまく機能しなくなってしまいます。そして、水が抜けなくなると泥沼化します。田んぼならまだしも、畑であれば最悪のパターンです。4号畑はまさに一部泥沼化しており、それを改善するためのユンボによる溝掘りです。
 ただし、完璧に水管理ができていたはずの田畑にユンボを入れるなどということは、「言語道断」と言われても仕方のない所業です。邪道といわれてもヤムを得ません。ただ、今回はそれらのご批判、ご叱声を覚悟の上の試みでもあります。と言いますのも今、天理でもどんどんと耕作放棄地が増えてきています。以前にも書かせていただきましたが、今後10年で状況はさらに加速して、荒廃が一気に進むにちがいありません。現に、3号、4号畑の周りもすべてここ2,3年のうちに放棄地になってしまいました(耕作者が亡くなられたり高齢化したため。)。もちろん、私ひとりでそれらの田畑を維持できるわけはありませんが、ながにしかのお手伝いができればと思っています。そのための実験でもあります。真に学ぶためには失敗が必要です。失敗を伴わない「成功」は、ほんとうの成功とは呼べないと思います。これは農事にかかわるよになって身にしみて感じるようになってきた事柄です。
 昨日25日(日)は、溝掘りを施した3号と4号畑にトラクターを入れて本格作業をするるための準備として、トラクターで地均らしを行いました。ところが、泥沼化していた部分にはまり、トラクターの車輪がが泥の中に完全に埋まってしまってまったく身動きできなくなるという、とんでもない事態に陥ってしまいました。周囲に誰も人がいない中で、泣きたくなるような状況の中、私がとった行動は…。長くなりすぎましたのでこのつづきは次回に。
 添付の写真は、ユンボで作業中の3号、4号畑と、ユンボで掘った溝です。溝の中に竹が見えているのは、遺跡の発掘現場のようですが、地面の下に通している竹樋です。いわば水抜き用のパイプであり、先人の知恵です。
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くださるを一緒にてつ

 今日は平成27年1月14日(水)。今朝、1号畑にある綿畝の土起こしをしました。寒中に土を起こすと土がよくなるそうです。畑の土は「寒(かん)の風に当てること」が大事だと、農事に取り組み始めた1年目に、村の方から教えていただきました。
 今朝は冷え込みが一段と厳しく、一面に霜が降りていました。明日はまた雨が降るとの予報です。その前にと慌てて管理機を使いました。添付の写真は、土を起こした後の様子です。
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  今日は平成27年1月2日(金)。新年あけましておめでとうございます。年末から年始にかけて天理ではおだやかな日差しと、厳しい寒さ、そして時折吹き荒れる強風に恵まれました。昨日元旦の夕刻からは雪も舞い始め、明け方までに2㎝ほどの積雪をみました。バラエティーに富んだ、豊かな実りを予感させる年明けとなりました。
 さて、このブログではここ数年来、二十四節気を目安に記事を更新してきましたが、本年は節気に関係なく、その時々に畑の様子や畑作業の経過をできるだけこまめに(作業日誌を兼ねて)アップしていきたいと考えています。また、綿についてもさらに理解を深めていきたいと思い、その時々に学んだことなども紹介していきたいと考えています。どこまで実行できるかわかりませんが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 添付の写真は、年末大晦日の1号畑、2号畑、3号・4号畑の様子と、1月2日の雪の1号畑の様子です。
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