H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2013年08月

  今日は平成25年8月24日(土)。昨日8月23日は、二十四節気の一つ「処暑(しょしょ)」でした。暑さがそろそろ落ち着く頃とのことですが、今年の猛暑はまだしばらく収まりそうにありません。
 さて、1号畑ではようやくコットンボールがはじけだしました。最初の確認は、和綿の方が少し早くて8月13日頃。洋綿は18日頃でした。一つがはじけ出すと、次々にはじけはじめます。和綿は17日に、洋綿は昨日23日に今シーズン初めての収穫を行いました。
 ところで、今年は天理市が主管する『天理ぐるぐる』という観光イベントに参画することになり、期間中に2日だけですが、参加者に綿摘み体験をしてもらい、その後に綿繰り、綿打ち、糸紡ぎの実演を披露することになりました。ただ私自身、綿繰り、糸紡ぎについてはある程度経験を積んで学習してきたものの、綿打ちについては「ほんとうの綿打ち」というものをまだこの目で見たことはありませんでした。そこで、先日(8月15日)、名古屋にある丹羽ふとん店さんをお訪ねし、店主の丹羽正行さんから直接「綿打ち」について教えていただいてきました。丹羽正行さんはふとんづくりの一級の職人さんでいらっしゃると同時に、綿の世界では知る人ぞ知る大変有名な研究者でもいらっしゃいます。
 工房では、唐弓と竹弓を使っての綿打ちを実演していただき、私自身も体験させていただくことができました。
 添付の写真は、1号畑ではじけはじめた和綿、洋綿のコットンボール、丹羽正行さんが唐弓を使って綿打ちをされているところ、伝統的な唐弓と丹羽さんが改良された唐弓を並べたところ、使いこまれた様子がよくわかるグリップの様子(握りの部分が、手の形にすり減っている)、竹弓と槌を並べたところです。
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 今日は平成25年8月10日(土)。3日前の8月7日は、二十四節気の一つ「立秋(りっしゅう)」でした。
      残暑お見舞い 申し上げます
 今年は、立秋を過ぎてから全国的に猛暑が続いており、同時に、全国各地で集中豪雨の被害が相次いでいます。いつ、どこで、「これまでに経験のない」大雨に襲われても不思議ではない状況になりつつあります。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 さて、1号畑の綿はその後も順調に成長していますが、まだコットンボールははじけていません。大きく膨らんだ蒴果はたくさんあるものの、はじけるまでにはもう少し時間がかかりそうです。ちなみに、摘芯をしていない和綿の背丈は240㎝に達しているものも出てきました。洋綿は、標準で145㎝ほどです。
 綿の花は、太陽が昇りはじめてから少しずつ開いていきます。日の出前の段階では、つぼみしか見ることはできません。そして、真昼にしっかり開いた花は夕刻が近づくにつれて少しずつピンク色に染まりはじめます。その微妙な変化がなんともいえない味わいがあります。日没を迎えて一度しぼんだ花は翌日には紅色になって、ふたたび控えめに花を開きます。同じ枝に紅白の花が見られるのはそのためです。
 野菜エリアでは、ピーマン、シシトウの収穫期が終わりに近づいてきました。パプリカは黄色は順調なのですが、赤色のパプリカは収穫前に黒ずんで落果してしまいます。何が違うのか、今後の課題です。なお、黄色のパプリカはとっても美味で感激しました。あまり期待していなかっただけに、喜びも一入です。肉厚なのにやわらくて甘いのです。来年はもう少し苗木を増やして植えてみたいと思っています。ゴーヤは収穫の最盛期で、消費と配布が追いつきません。昨日は、ゴーヤで佃煮をつくってみました。枝豆(先植えの分)が収穫期を迎えました。今回は摘芯が早すぎたために、実のつき具合がよくありません。摘芯は、豆に栄養を送るために葉っぱを切り払う作業ですが、この作業もタイミングが大切であることをあらためて学習しました。キュウリ、オクラは第二陣が順調に大きくなってきました。ナスは、秋ナスづくりにむけて強剪定(きょうせんてい:ほとんどの枝を3分の1程度にまで切り詰めること。また、土中にスコップを入れて根切りを行う)を施しました。トマトはそろそろ収穫期が終わります。ニンジンは収穫まであとひといきです。
 添付の写真は、日の出前の綿の花のつぼみ、紅く染まりはじめた夕方の花、紅白の花(いずれも洋綿)、大きく腐乱できた蒴果、洋綿の畝、和綿の畝、綿畑の全景と、1号畑から見た夜都伎神社の景色です。
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