H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2013年06月

 今日は平成25年6月23日(金)。2日前の6月21日は二十四節気の一つ「夏至(げし)」でした。いつものことながら、この時期から昼夜の長さが逆転をはじめことに不思議な感じがします。
 さて、1号畑の綿はその後も順調に成長しています。添付している画像の和綿で72㎝、洋綿で42㎝です。ただ、これまでの空梅雨が影響したのかどうかわかりませんが、洋綿の中に葉の縮れが見られる株がいくつか出てきています。アブラムシではありません。これまでにはあまり見られなかった症状です。どなたか心当たりのある方がおられましたらぜひご教示お願いいたします。
 また、4号畑に植え付けた茶綿も順調に成長しています。株の様子は、洋綿の白に比べると茶綿の方がいい感じです。
 1号畑の野菜エリアでは、ジャガイモの収穫を終えました。こちらは明らかに空梅雨の影響で軒並み小ぶりでした。ピーマン、キュウリ、ナス、シシトウ、ミニトマトの収穫もはじまりました。スイカも大きく育ってきています。
 前回報告させていただいた、木綿庵の綿から手紡ぎした糸で織った布地が反物となって届きました。経糸は友人が、緯糸は私が紡いだ糸で手織りしてくださった布地です。あまりにも見事で、驚いてしまいました。「あの綿がこんな立派に…」という思いと、「あの糸からこんな布地が…」というなんともいえぬ感激を味わいました。
 添付の写真は、1号畑の和綿の株、洋綿の株、縮れた洋綿、綿エリアの全景と、木綿庵の綿からできた反物です。
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 今日は平成25年6月7日(金)。2日前の6月5日は二十四節気の一つ「芒種(ぼうしゅ)」でした。芒(のぎ)のある穀物の種を蒔く頃ということで、ちょうど田植えの時期になります。木綿庵の周辺の田んぼでも、6月5日に今シーズン最初の田植えが行われました。村では9日(日)に池水が抜かれるとのことで、それぞれの田んぼが一斉に水を引き入れ、本格的な田植えシーズンを迎えます。1号畑の周辺では、さっそく蛍が飛び始めました。
 さて、1号畑の綿エリアでは、順調に苗が成長しており、6月2日にはすべての苗に支柱を立てました。なお、ネキリムシの被害を受けたと思われる苗が一つあり、予備用として育てていたポット苗を受け付けました。
 ところで、一昨年の秋に収穫した綿を、現在、糸に紡いでいますが、その手紡ぎの糸を先日初めて精練しました。まず、糸車で紡いだ糸を、綛上げ機(かせあげき)を使って綛(かせ)にします。1綛を約25グラムほどにして7綛つくりました。それを大鍋で約40分煮沸。これが精練です。通常は薬品を加えるそうですが、加えなくても良いと聞きましたので、今回は薬品は用いていません。ときどき撹拌しながら沸騰状態を保ちます。その後、水でよく洗い、屋外で乾燥させます。綛の下にペットボトルをくくりつけ、糸がしっかりと伸びるように工夫しました。
 ここから、「染め」、そして「織り」の工程へと進むのですが、今の私には「精練」までが精一杯です。ここから先は県内在住の知人に「染め」「織り」をお願いすることにして、先日(6月2日)、精練済みの糸を届けてきました。
 なお、私はまだ横糸しか紡ぐことができません。その知人には縦糸を紡いでもらい、藍色に染めてもらうように依頼しました。すでに織りの作業にとりかかったとの連絡を昨日(6日)いただきました。まもなく、木綿庵の畑で収穫した綿を手紡ぎした糸で織られた、木綿布の第1号が届く予定です。
 添付の写真は、和綿の苗の様子、綛上げ機と手紡ぎ糸、精練の様子、干し作業の様子、染め上がった縦糸(
藍色)と精練済みの横糸(白色)、そして知人の「機織り」(はたおり)です。
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