H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2012年09月

 
今日は平成24年9月29日(土)。明日は陰暦八月十五日。中秋の名月の日です。
 
 さて、本日の木綿庵での観月茶会は、雨天により中止とさせていただきます。 
 
  午後2時前より木綿庵周辺で雨が降り出しました。南方に見えるはずの金剛山、葛城山も雨雲に隠れて一切見えません。おそらく、台風14号の接近とともにその雨雲が北上してくるものと思われます。野点に使うお道具や敷物は、雨に濡らすわけにはいきませんので、雨が降っている以上、準備もままならず、誠に残念ですが、午後2時6分に中止の決定をさせていただきました。ご予定くださっていたみなさん、ほんとうに残念ですが、どうぞお許しください。

 今日は平成24年9月23日(日)。昨日22日(土)は二十四節気の一つ「秋分(しゅうぶん))」。お彼岸の中日にあたります。春分と同様に、昼と夜の長さがほぼ同じで、この日を境にこれから夜の方が長くなっていきます。
  さて、1号畑では9月の後半に入り和綿、洋綿ともにとコットンボールのはじけ方が勢いを増してきました。先週の日曜日(16日)には、今シーズン初めての一斉収穫を行いました。そして、これとは反対に、花は少しずつ数を減らし、昨日は3,4つの開花を確認しただけです。綿の花と、はじけたコットンボールを畑で同時に見ることができる時期もそろそろ終わろうとしています。
 なお、日中の残暑もようやくおさまりかけてきたところで、山辺の道を歩かれるくハイカーの姿が少しずつ増えてきました。昨日も、木綿庵の綿畑を見学しに立ち寄られた方が数組おられました。
 ところで、このたび天理市内にあるカフェレストランの「カフェ ブリックス」さんからお声をかけていただき、第3回「緑のある暮らし展」に出展させていただくことになりまし。会場は、店内に併設されているギャラリーです。会期は10月12日(金)~15日(月)までの4日間。ギャラリーへの入場時間は11:00~17:00(最終日は16:00)。入場料は無料です。
 木綿庵の取り組みの趣旨や、綿の栽培に関する解説を展示させていただくとともに、14日(日)には、「綿の収穫から糸紡ぎまで」というテーマでワークショップを担当させていただきます。時間は約1時間で、綿繰り機を用いての種取り、綿弓を用いての綿打ち、糸車を用いての糸紡ぎをそれぞれ体験していただきます。午前11時からと、午後2時からの2回。ただし、このワークショップ参加者にはお店のお茶とお菓子が付くのに加えて、コットンボールや自分で打った綿などのお土産が付きますので、参加費2,000円が必要になります。定員は各回10名です。興味関心のある方は、ぜひ直接、「カフェ ブリックス」さんにお問い合わせください。
 カフェブリックスさんのお店は、天理市別所町319-4  電話(0743)63-3278 です。
ホームページは以下のとおりです。
 
 
 添付の写真は、数少なくなった和綿の花(中央に斑が入っています)、洋綿の花(夕方になって少しピンク色が出始めています)、次々にはじけるコットンボール。洋綿畝の様子。それから、満開の矢筈(やはず)ススキと白萩、芙蓉の庭、芽をふいたばかりのダイコンの双葉です(当地では、「彼岸に双葉」と言い、年末に漬け込むための大根は、ちょうどお彼岸に双葉が出るように種をまくのだと教えていただきました)。
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 今日は平成24年9月7日(金)。今日は二十四節気の一つ「白露(はくろ)」。秋がいよいよ本格的となり、野の草には露が宿るようになる頃の意。「陰気ようやく重なり、露凝って白し」というところから名付けられたそうです。日中の暑さはまだ相変わらずですが、さすがに朝夕は明らかに秋めいてきました。虫の鳴き声が大きくなり、庭のススキ(矢筈薄)も満開。白萩も小さな蕾をつけはじめました。
 さて、1号畑では9月に入り洋綿のコットンボールがはじけ始めました。また、大きくふくらんだコットンボールの重みで主枝の根元から支枝が裂けるように折れるものが次々に出てきました。そのまま放置しておくと地面に触れて、コットンボールが土をかぶることになりますので、適宜切り取って、コットンブランチとして玄関の軒先に飾るようにしました。葉や萼を取り除いて空生け(からいけ:水をいれないで生ける)しておくだけで、次第にボールがはじけてきます。
 和綿も次々にはじけてきていますので、適宜摘み取るようにしています。いよいよ本格的な綿のシーズン到来です。
 ところで、先日(9月1日)、大阪府八尾市にある八尾歴史民俗資料館を訪ねてきました。「近畿の木綿」というテーマで企画展が行われていたからです。そこでは、綿繰り、綿打ち、糸紡ぎの体験や、藍染めの体験コーナーもあり、閉館時間ギリギリに訪ねたにもかかわらず、木綿担当の方からとても親切なご指導をいただき、有意義な時間を過ごさせていただくことができました。草木染めの方法についてもわかりやすく教えていただき、手紡ぎした糸を染める段階まで、具体的にイメージできるようになったのは大きな収穫でした。なお、八尾歴史民俗資料館のHPには、河内木綿の紹介ページがあります。そこには綿から糸への過程もイラスト付きで紹介されていますので、ぜひご参照ください。
 
 
 添付の写真は、9月を迎えた綿畑全体の様子、はじけはじめた洋綿のコットンボールと、玄関先に空生けしたコットンブランチの様子です。
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