H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)

こころはればれ晴れ(Hare)の日も、こころしとしと雨(Ame)の日も、まえ(Mae)を向いて、歩き(Aruki)たい…。                  このブログでは、おもに綿の栽培記録を紹介させていただきます。

2009年12月

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 今日は平成21年12月27日(日)。引き抜いて積んであった綿木をようやく焼くことができました。ここしばらく定期的に降る雨で、綿木や土の乾く暇が無くなかなか焼くことができなかったのでホッとしています。これであと3日ほど晴天が続いてくれれば年内に土を起こすこもできるかと思っています。
 綿木を燃やしていて気づいたことですが、独特の臭いを感じました。かすかな臭いですが、綿花に含まれる脂分なのかな、と。
 干し柿は、干してから1ヵ月が経ちおいしそうになってきたので、まず一つだけ食べてみました。中はまだ半熟卵の趣を残していましたが、すこぶる美味で感激しました。これからは干し上がり加減を計りながら一つ一つ食べていこうと思います。
 スナックエンドウは、少しずつですが大きくなりつつあります。ポット植えの苗の植え付けは年明けになりそうです。
 ここ数日、農家住宅の西側および北側の土留め作業に明け暮れています。農具や肥料等を置く小屋も作る予定ですが、とにかく日没が早くて作業のできる時間が短く、年末ギリギリまでかかりそうです。 
 添付の写真は、綿木を焼いているところ、干し柿の状態、スナックエンドウの様子(畝植え)です。

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 今日は平成21年12月10日(木)。綿畑(1号畑)の綿木を引き抜く「綿木引き(わたぎびき)」を、先週の4日、5日に行いました。12月に入ってもまだ小さな花をつけている木もあり、はじけかけている蒴もありましたが、来年の植え付けに向けて少しずつ畑の準備をしていく段取りも考えて、12月に入った段階で綿木引きを行うことにしました。
 今年の反省点は、何よりも1番は白綿と色綿を同じ畝で育ててしまったことです。「同じ畑で育てると、色が混じるから止めときなさいよ」というアドバイスは頂いていたのですが、やはり自分でやってみて失敗してみないとその意味がわからないものですね。たいしたことにはならないだろうと安易に考えた結果が、今回の何よりの収穫とも言えそうです。けっきょく「緑綿」は、昨年度のようなきれいな薄緑色の綿は一つも収穫することができず、白と茶の混じったどちらかというと中途半端な色になってしまいました(とは言っても、その中途半端さがなんともいえない趣、味わいを生み出していることも事実です)。今年の経験から言えば、種の段階(発芽率)から感じていたことですが、一番強いのは白で、続いて茶、そして緑ということになりそうです。
 また、種蒔きの前に施す肥料の差が成長に大きく影響するということも、当然のこととはいえ、体験的に学んだ収穫の一つです。鶏糞を多く播いた部分と、ほとんど播かなかった(蒔き忘れた)部分とでは、育ち方に倍ほどの違いがでました。
 マルチについては、畝の上面だけではけっきょく防草の効果は薄く、畝の斜面から猛烈な勢いで雑草が繁茂してきました。マルチをするのであれば畝全体を覆う方法が防草という観点からは有効です。
 農薬は今回は一度も使用しませんでした。発芽後に草木灰を撒いただけでしたが、その効果があったのでしょうか。葉巻虫にやられたのは1本だけで、1号畑の綿に関してはほとんど無傷でした。
 和綿と洋綿では、和綿の方が成長、結実が早く、特に和綿はコットンボールが下に向いてはじけるので、気をつけていないとすぐに繊維が伸びたり、地面に落ちてしまうということも学びました。
 とにかく、前年にも増して学ぶことの多い充実したシーズンとなりました。ご協力をいただきましたみなさん、ほんとうにありがとうございました。
 追伸
①切り干し大根は、5日ほどで干し上がり、12月5日(土)の食卓にのぼりました。大変美味でした。なお、干し上がるまでの日数はお天気に大きく影響されるようです。
②スナックエンドウがようやく芽を吹きました。ここまでくるのに3週間近くかかっています。日中の気温があまり上がらないためもあるのでしょうか、成長がほんとにゆっくりです。
③タマネギの苗が、しっかり土に馴染んできたようです。1畝だけですが、モミガラで畝の上面をマルチングしてみました。
 添付の写真は、綿木引きを終えた1号畑の様子、芽を吹いたスナックエンドウ、タマネギを植え付けた畝の様子です。

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