令和5年6月6日(火)が二十四節気の「芒種」でした。小満から芒種までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/✕=晴のち雨。〇|✕=晴時々雨、△:✕=曇り一時雨。
5月22〇|△:✕、23〇|△、24〇|△、25〇|△、26△|〇、27〇|△、28△|〇、29△|✕、30✕|△、31△|✕/〇。6月1△、2✕(豪雨避難指示)、3〇|△、4〇|△、5〇|△、6△|✕。
5月29日に近畿地方の梅雨入りが発表された直後の6月2日の豪雨は各地に被害をもたらし、天理市の乙木町にも一時避難指示が発令されました。宅前の水路はあふれんばかりとなり、畑の排水機能が不能に陥り、畑は一時プール状態となりました。ただ、翌日には雨はあがり、畑の水も引きましたので作物には大きな被害はありませんでした。
さて、綿畑では本葉を出しはじめた苗が、10㎝から15㎝程度で生長が停まったかのような状態がつづいています。毎年不安になる時期でもありますが、今期は元肥を入れていないだけに常にも増して生長具合が気にかかります。
ところで、今回、綿の播種適期とされる5月において、下旬に播いた種がどれくらいの確率で発芽するかについて調査をしてみました。
5月28日(日)16時に、事前に12時間に浸漬した種と、浸漬しなかった種を40粒ずつセルポットに播種。12時間浸漬した種を「浸」、浸漬せずに播いた種を「乾」とします。
綿の種類は、A:洋綿(木綿庵アプランド)、B:和綿(赤木)、C:和綿(河内)の3種類。
すなわち、A浸、B浸、C浸。A乾、B乾、C乾。の6 枠。
結果は以下のとおりです。浸漬した和綿(赤木)の種が3つ発芽した場合は、B浸3と表記しました。なお、カウント方法は播種当日を1日目としました。
6月 2日(6日目) A浸26、B浸28、C浸37。A乾26、B乾35、C乾37
6月 3日(7日目) A浸32、B浸37、C浸38。A乾34、B乾36、C乾38
6月 8日(12日目) A浸32、B浸37、C浸38。A乾34、B乾37、C乾39
6月10日(14日目) A浸32、B浸37、C浸38。A乾34、B乾37、C乾39
上記のとおり、播種後2,3日目に発芽しはじめ、1週間でほぼ発芽し、その後はほとんど大きな変化は見られませんでした。ちなみに、5月下旬から6月上旬にかけての天候は比較的曇天が多く、最高気温も平年よりやや低めであったように感じました。セルポットは通常は日当たりの良い屋外に出してありましたが、雨天時だけはハウス内に避難させました。
5月下旬でも十分に発芽することが確認されましたが、後は生長がどこまで追いつくかというところになってきます。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、どちらかというと浸漬せずに播いた種の方が双葉の色つやがいいように感じます。
発芽率調査の結果は上記のとおりです。
また、地植えの畑ではそれぞれ本葉を出しはじめたことによって、品種ごとによる葉の特徴がはっきりしてきました。
以下の写真は発芽試験の様子と、和綿・洋綿の様子、品種ごとの本葉の様子です。




和綿と洋綿の様子。


品種ごとの本葉の様子














5月22〇|△:✕、23〇|△、24〇|△、25〇|△、26△|〇、27〇|△、28△|〇、29△|✕、30✕|△、31△|✕/〇。6月1△、2✕(豪雨避難指示)、3〇|△、4〇|△、5〇|△、6△|✕。
5月29日に近畿地方の梅雨入りが発表された直後の6月2日の豪雨は各地に被害をもたらし、天理市の乙木町にも一時避難指示が発令されました。宅前の水路はあふれんばかりとなり、畑の排水機能が不能に陥り、畑は一時プール状態となりました。ただ、翌日には雨はあがり、畑の水も引きましたので作物には大きな被害はありませんでした。
さて、綿畑では本葉を出しはじめた苗が、10㎝から15㎝程度で生長が停まったかのような状態がつづいています。毎年不安になる時期でもありますが、今期は元肥を入れていないだけに常にも増して生長具合が気にかかります。
ところで、今回、綿の播種適期とされる5月において、下旬に播いた種がどれくらいの確率で発芽するかについて調査をしてみました。
5月28日(日)16時に、事前に12時間に浸漬した種と、浸漬しなかった種を40粒ずつセルポットに播種。12時間浸漬した種を「浸」、浸漬せずに播いた種を「乾」とします。
綿の種類は、A:洋綿(木綿庵アプランド)、B:和綿(赤木)、C:和綿(河内)の3種類。
すなわち、A浸、B浸、C浸。A乾、B乾、C乾。の6 枠。
結果は以下のとおりです。浸漬した和綿(赤木)の種が3つ発芽した場合は、B浸3と表記しました。なお、カウント方法は播種当日を1日目としました。
6月 2日(6日目) A浸26、B浸28、C浸37。A乾26、B乾35、C乾37
6月 3日(7日目) A浸32、B浸37、C浸38。A乾34、B乾36、C乾38
6月 8日(12日目) A浸32、B浸37、C浸38。A乾34、B乾37、C乾39
6月10日(14日目) A浸32、B浸37、C浸38。A乾34、B乾37、C乾39
上記のとおり、播種後2,3日目に発芽しはじめ、1週間でほぼ発芽し、その後はほとんど大きな変化は見られませんでした。ちなみに、5月下旬から6月上旬にかけての天候は比較的曇天が多く、最高気温も平年よりやや低めであったように感じました。セルポットは通常は日当たりの良い屋外に出してありましたが、雨天時だけはハウス内に避難させました。
5月下旬でも十分に発芽することが確認されましたが、後は生長がどこまで追いつくかというところになってきます。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、どちらかというと浸漬せずに播いた種の方が双葉の色つやがいいように感じます。
発芽率調査の結果は上記のとおりです。
また、地植えの畑ではそれぞれ本葉を出しはじめたことによって、品種ごとによる葉の特徴がはっきりしてきました。
以下の写真は発芽試験の様子と、和綿・洋綿の様子、品種ごとの本葉の様子です。




和綿と洋綿の様子。


品種ごとの本葉の様子














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