令和3年11月7日(日)が、二十四節気の「立冬(りっとう)」でした。霜降から立冬までのお天気は以下の通りです。天理市乙木町における、筆者の実感に基づく感覚的観測データです。〇=晴れ。△=曇り。✕=雨。〇/△=晴のち曇り。△|✕=曇り時々雨。△:✕=曇り一時雨
 10月24〇、2526|2728〇、29|30、31/〇、11月1〇、234〇、5、6|。 
 綿畑ではまだ咲いている花もあり、コットンボールもはじけていますが、咲く花はとても小さくなり、コットンボールのはじける数も極端に少なくなりました。
 ところで、先日ある国立大学農学部の先生から、「アメリカ綿(洋綿)で、コットンボールがはじける前と後の実が同時に欲しいのですが、手に入りますか?」とのお問い合わせをいただきました。このようなお問い合わせは初めてでした。9月、10月なら簡単な話なのですが、11月にはいると収穫も終わりに近づき、はじける前のボールを見つけるのは難しいのです。早速畑の様子を確認したところ、おもしろいことに気がつきました。
 はじける前のボールが残っている綿木は、特定の木だけだったということです。すべての綿木に、まんべんなく残って居るのではなくて、特定の綿木だけに、幾つも残っていた、ということです。その傾向は、1号畑だけではなく、試験農場の7号畑でも同じでした。綿木にも晩生(おくて)がある、ということでしょうか。  
 以下の写真は、そのボールです。
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